個人情報保護研修のポイント
全従業者向け個人情報保護研修のツボとコツ
個人情報保護教育は、プライバシーマーク取得企業では年1回以上すべての従業者に対して実施することが要求事項として定められていますが、だから仕方なく実施する、というスタンスでは、受講者にとっても不幸なことですね。
基本的には、個人情報漏洩がないことが理想と考えがちですが、本質的には、顧客やパートナーからの信用・信頼を損なうことのないようにすることが目的ですね。
だとすると、法律や要求事項の内容知識ではなく、マインド維持が何より大事になります。そのマインド維持のための研修自体がつまらないものであったり、意味のないものであっては本末転倒になってしまいます。
つまり、個人情報保護研修の成功は、その中身以前に、研修自体の全体のグランドデザイン(企画設計)が、実は重要になります。
企画設計において、まず大事なことは、最終的な理想の姿です。どのような状態にもっていきたいかということを描くことが大事です。これはどんな研修でもそうなのですが。
研修成果としての理想の姿
個人情報マネージメントにおいて、理想の姿は、
『社長や役員を含む、すべての全従業者の個人情報保護意識と情報セキュリティ知識が高く、自ら考えて自ら動き、さまざまな情報が共有され、会社全体が活性化し、顧客やパートナーからの高い信用・信頼のもとで、事業を営んでいる。』という状態と言えるのではないでしょうか。
簡単に言えば、
全従業者が、『個人情報の取り扱いに自信がある』と言える状態で、
経営者やご担当者が、『自社では人的要因で顧客からの信用を失墜することはない』と言える状態、
が理想ではないでしょうか。
完全には難しいかも知れませんが、それを目指すことはどの企業でもできると思います。
このラボでは、それらを目指したコンテンツをご提供したり、各社作成のコンテンツを監修したりさせていただいています。ぜひ一緒にそれらの世界を創っていければと思います。