新入社員研修はいつすべきか?
4月、新入社員を迎えられる企業・団体の皆様は、入社式を終え、すぐに新入社員研修が始まることが多いと思います。
個人情報保護関連や、情報セキュリティ関連の教育はいかがでしょうか?
これらの研修は新入社員に対して必須となりますが、いつ実施するのがよいでしょうか?
長年、社内と社外から新入社員教育に関わってきましたが、毎年すこしずつ、新人の傾向やとりまく環境が変わっていることを体感し、さらにコロナ禍でさまざまなことが大きく変わりました。
以前は、名刺交換をする限りは、個人情報の取り扱いについて、しっかり理解しておくべきなので、新入社員研修の中に必ず入っているであろう名刺交換の練習をする際、同時に個人情報保護に関する研修を実施することをおススメしていました。
しかし、研修効果を重視すると、入社直後の研修三昧の時期は最良ではないと考えるようになりました。
最近の若い人たちは、まじめな人が多いですが集中力を保てる時間が短いことが特徴です。つまらない、意味がないと感じてしまうと、一気にパワーダウンし、耳に入ってくることもほとんど記憶しないというとても効率的な脳の使い方をする人が少なくありません。
個人情報保護や情報セキュリティは、決して意味がないものではないのですが、意味があるんだということをがんばって説いても、結局、逆効果になることもわかってきました。
結論として、新入社員向けの個人情報保護や情報セキュリティ関連の教育は、4月の後半やゴールデンウイーク、5月中でも遅くはなく、実はそちらの方が効果が高いことがわかってきました。
それらの時期がよい理由は、ほんのわずかでも自社の事業や仕事というものが見えてきて、自ら、個人情報保護や情報セキュリティが重要そうだなと思うようになってくるから、ということなのです。
もちろん入社直後に実施してはいけないわけではなく、それはそれでよいと思いますが、そちらでの内容は概要だけにおさえて、もっと知りたいという気持ちを喚起できれば成功で、もう一度、しっかりした内容の研修をしばらくあとに実施するのが好ましいと思います。
そして、それぞれ、それらを前提としたコンテンツを用意することが最善な策となります。
これらを反映したコンテンツをご用意しています。各社のコンテンツの監修もいたします。
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